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2013-09-29 (Sun)
咳がこんこんひどかったその日の夜、ご主人様に
「早めに眠るようにね」
とおっしゃっていただいていたので、わたしはうんと早めにお風呂に入り
あとは眠るだけというところまで支度を整えていました。

ただ、寝る前に、いま書き始めている次のステージの脚本をすこし練ろうと思って……
パソコンに向かって、椅子にぎしっともたれて。

まだすこし
水分を感じる髪を
かきあげたそのときでした。


 …………?


感触がおかしい。

片側だけの微妙な空虚感に、わたしはとっさにもう片側にも同じように
指を入れてみましたが、こちらの感触は、まともでした。

まさか。

指先に触れるこの感じは、


まぎれもなく、皮膚。


わたしは若干パニックになって風呂場に向かいました。
脱衣所には、風呂上がりで着替えを済ませたばかりの母がいます。


「母さん…………」

「ん?」


「わたし……髪の毛、ない……」


「ん!?」


ばさばさと、伸びた髪をかきあげて、その「場所」を見てもらいます。

「…………ないね」

「やっぱり?」

「なんで」

「わかんない。いま知った。いつからかもわかんない」


それはほんとうにそうでした。
洗髪の時や起きぬけに、髪がぞろっと抜けているのなら、
ある程度気をつけることもできたでしょうが
なにしろ毎日標準的な感じでしたので、「ヒッ」みたいなレベルがなかったのです。
そしてなにより、位置的に、髪にうまく隠れてくれるところだったのが、発見を遅らせました。


それにしてもそれはかなりの大きさに思えました。

「500円玉……よりは、大きいね、キャップの缶コーヒーのフタとかそんな感じね」

「そんなでかいの!?」

自分で自由に見ることのできる場所でもなかったので、わたしはその第一証言を信じました。


起きてから、あれは夢でしたとなっていればいい、と思ったのは、久しぶりのことでした。

ご主人様にはどうご報告しよう。
メールでのご報告は嫌だ。
自分の口で、ちゃんと、ご報告しなくちゃ。
嫌われたらどうしよう。
自己管理がなってないってしかられたらどうしよう。

お迎えに来ていただいたときにお話ししよう。


そんなことを思いながら、朝を迎えました。


やっぱり、指先に触れたのは、皮膚でした。


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